綿毛布のほこりが凄い!綿ぼこりを抑える対策は?

布団のほこりって溜まりますよね。家の中に溜まるほこりはほとんど布団といっても過言ではないかもしれません。
綿毛布もわたでできていますから、当然綿ぼこりが出ますので、ゼロにするのは難しいでしょう。

ただできる限り綿ぼこりの量を少なくすることはできますので、できる限り対策をしてみましょう。
そもそもなぜ布団からほこりが出るかというと、布団の中綿や側生地の繊維が切れて埃になるのです。

繊維を撚ることで糸ができ、それを編んだり、織ったり、わたにすることで布団ができていますが、摩擦や乾燥を繰り返すことで、この撚った繊維から小さい繊維が剥がれたり、切れたりするわけです。
一般的にポリエステルの方が繊維が切れにくいため、綿よりも綿ぼこりは出にくいと言われています。

もちろん寝具の素材としては天然繊維の方が吸湿性に優れていますし、体にもやさしいと思っていますが、どうしても綿ぼこりが気になるという人は、ポリエステルを使った布団や毛布を検討してみても良いかもしれませんね。

では綿毛布のほこりを抑えるにはどうすれば良いのでしょうか。
綿毛布も綿でできていますが、繊維の長さが短いほど綿切れを起こしやすいといわれています。

もちろん製造方法が異なるので一概には言えませんが、超長綿など長めの綿を使用した綿毛布だと若干埃は少なくなるかもしれません。
超長綿はそもそも希少な綿と言われていますし、なめらかでしなやかという特長があります。

一般的な綿毛布よりも値は張るかもしれませんが、安い毛布ほど安価な短繊維を使用していることがありますので、埃が出やすい可能性もあります。
ある程度高価な綿毛布を買えば、綿ぼこりが多い商品に出会う可能性は低くなるでしょう。

また埃を除去するために毛布に直接掃除機をかける人がいますが、余計に綿切れを起こして、綿ぼこりが止まらなくなる可能性があるのでおすすめできません。
表面についた埃が気になるようでしたら、パンパンと軽く叩いて落とすぐらいにしておきましょう。

また掃除機で吸引するよりも、洗濯をしてしまう方が綿ぼこりの発生も抑えられるでしょう。
ただ中性洗剤以外の洗剤を使用したり、脱水を強めにかけたり、乾燥機を使用するとほこりが余計に発生してしまうかもしれませんので、お気をつけください。

干すときも天日干しすると紫外線で繊維が痛んだり、油分や水分が過度に失われて、こちらも余計に綿切れを起こして埃の発生を促進してしまいます。
綿毛布を干すときは必ず日陰干しをし、天日干しをする場合は短時間で室内にしまうようにしましょう。

またどうしても埃は発生してしまうので、寝室に空気清浄機などを設置して稼働させておくのもおすすめです。
空気清浄機が空気中に舞っている綿ぼこりも吸い取ってくれるので、寝ている間に吸い込んでしまう心配も少なくなります。

それから当たり前ですが、綿毛布を使って遊んだり、綿毛布の上で暴れまわったり、振り回すのはやめておきましょう。

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