綿毛布は乾かない?乾く時間はどのくらい?

ポリエステルやアクリルの毛布は素材がそもそも水を吸わないので乾きやすいですが、化学繊維に毛布に比べると、綿毛布は水分を吸収しやすい分、乾きにくいと言わざるを得ません。
綿毛布を洗ったけどなかなか乾かないと嘆く人もいるでしょう。

特に梅雨や夏場など湿度の高い時期は浴室乾燥機にかけるなどしないと乾きにくいです。
乾燥に時間がかかるあまり、生乾き臭くならないよう注意が必要です。

昨今はポリエステルやアクリルなど化学繊維を使っていても、なめらかで肌ざわりの気持ちいい毛布も増えてきています。
でも綿素材ならではのあのふんわりとした、やさしい柔らかさは中々真似できないものです。

天然素材ならではのやさしい柔らかさは、アトピーや敏感肌の人などは使いやすい毛布といえます。
保温性には若干劣りますが、吸湿性に優れるため、化学繊維にはない独特の爽やかさがあるため、夏も使えます。

冬ももちろん羽毛布団などと組み合わせて、一年中使えるのも他の素材も毛布にはないメリットでしょう。
シルクやウールなど、他の天然繊維を使用した毛布に比べると価格が安いので、手に入りやすいですし、買い替えもしやすいです。

また気軽に洗濯できるので、小さいお子さんがいるご家庭など、毛布が汚れやすいことに悩んでいるのであれば、うってつけの毛布といえます。
寝汗をたっぷり吸ったり、汚れが目立ってきたなと感じたら、その都度じゃぶじゃぶ洗ってしまいましょう。

ただ先ほども申し上げたように綿毛布は乾きにくいのがデメリットともいえます。
かといってタンブラー乾燥機をかけると縮んでしまう恐れがありますので、タンブラー乾燥機の使用はお控えください。

風通しの良い場所あるいは湿気の少ない日に日陰干しで乾かすようにしましょう。
そのとき竿を2本用意し、M字に干すことで乾きやすくなりますので、お試しください。

天日干しは生地が傷んだり、変色の恐れがあるので、やめておきましょう。
なお洗濯したら毛布の風合いが変わってしまったという声がたまにあります。

その場合は洗濯後、水分を含んでいる間に、ブラッシングをするなどして、毛並みを整えて乾かすと、ふんわりとした柔らかな風合いが戻ってきますので、お試しください。

ではどのくらいで乾くのかという話しですが、乾く時間はもちろん季節や干している場所の室温や湿度によっても左右されるので一概にはいえません。
もちろん綿毛布の厚みや毛密度、毛足の長さによっても変わってきます。

ただ一般的には最低でも12時間から24時間、つまり半日から1日はかかるものと思っておいた方が良いでしょう。
なお天日干しであればもう少し早く乾くとは思いますが、綿毛布の乾く時間は日陰干しを想定しております。

早く乾かすためには、浴室乾燥機にかけたり、換気扇を回しながら干したり、あるいは除湿機の風を当てながら乾かしたりすることで、乾燥を早めることはできます。

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