
羽毛ふとんはいつから使う?気温の目安はどれくらい?
そろそろ寒くなってくると羽毛布団が活躍する季節ですね。
人によって使うタイミングはまちまちだと思いますが、冬用の羽毛布団っていつから使うのがベストなんでしょうか。
ここでは冬用の羽毛布団の中綿は1.2kgから1.5kg程度を想定しています。
羽毛布団は基本室内で使用するものだと思いますが、気温というより、室温を基準にすると室温15度くらいまで下がってきたら1枚掛けて寝ると寒くもなく暑すぎず、心地よく使用できるものと思います。
もちろん性別や体格によっても変わってきますので、寒がりな人は20度を下回ったあたりで使い始めてもいいでしょう。
また10度を下回ったら、羽毛布団と一緒に毛布やインナーケットを使うとより暖かく眠れます。
なおここでは冬用の羽毛布団を前提に話しをしていますが、羽毛布団自体は一年中使用することも可能です。
一般的には布団の中の温度が33度前後、湿度が50%前後が理想と言われています。
羽毛は保温性だけでなく、吸放湿性も高く、湿度のコントロールをすることで、この寝床内気象を最適な状態に保つことができるのです。
そのため中綿に使用している羽毛の充填量を変えて、保温力を調整することで、オールシーズン快適な寝心地を提供してくれるのです。
中綿の充填量が0.3〜0.4kg程度の羽毛の肌掛け布団であれば、初夏から初秋にかけての使用に適しています。
20度から25度以下の室温に最適なので、春先から使う人もいますし、夏場でもエアコンを付けて寝るときや少し肌寒くなった秋口にも活躍します。
なお肌掛け布団では少し寒いなと感じるようになったら、中綿量が0.7kgから0.8kg前後の合い掛け布団を使うと良いでしょう。
合い掛け布団は肌掛け布団よりも中綿量が多い分厚手で、室温20度前後での使用に適しています。
なお羽毛布団といってもダウンパワーやダウン比率によっても暖かさが変わってきますので一概にはこれぐらいの室温でこの羽毛布団の使用が適しているとはいえませんが、一つの目安として考えもらえると良いと思います。
ダウンパワーはダックダウン、グースダウン、マザーダックやマザーグースなどによっても変わってきますし、生育環境や生育度合いによって変わってきます。
またダウン率はダウンの比率が多いほどふっくらしていて柔らかく暖かいですが、ダウン率が50%以上であればすべて羽毛布団と呼ばれます。
より暖かい羽毛布団をお探しであれば、ダウン率80%以上のものを選ぶと良いでしょう。
いずれにせよ、季節や気温、室温に合わせて異なる種類の羽毛布団を使うことで一年中快適な眠りを味わうことができます。